ローカル線の旅  豊肥線の旅

今度のローカル線の旅は豊肥線のことをご案内しましょう。
豊肥線は九州を東西に横断する別府湾の大分と島原湾の熊本を結ぶローカル線だ。この路線は、阿蘇の外輪を通って城下町の竹田に入りそれから、豊後水道へとつながる、九州でも屈指の景勝ローカル線なのであります
まずは、このローカル線の起点となる熊本市です。ここは歴史のある城下町でなおかつ、現在は県庁所在地のある人口66万人の大きな都市であります。特に有名なのが、トラ退治で有名な戦国武将の加藤清正が築城した熊本城があった場所で、西南戦争で焼失したが、今は熊本市民の憩いの場の熊本城公園としてしたしまれています。
その熊本をこのローカル線は、起点とし水前寺を過ぎ、宮本武蔵の墓がある武蔵塚公園の武蔵塚を過ぎて肥後大津までは、電化区間でここを過ぎると、だんだんと風景が緑が多くなってきて、前方に阿蘇山が徐々に姿をみせてくれるのであります。
そしてだんだんと山あいに入ってくると、阿蘇の外輪のところに差し掛かると、景色はおもわず、オーと声がでてしまうような壮大な景色が見え始めるのであります。これぞローカル線の旅ならではの喜びであります。
そして立野に到着するとここからはもうひとつのローカル線の南阿蘇鉄道が分岐しています。
豊肥線はここからは前進せず、ゆっくりとバックしはじめるのです。そしていま来た線路には、入らず別の線路を1キロほどバックしまたポイントで別の線路な入り前進していくのであります。
これを何度も繰り返して急勾配を行ったり来たりしながら登っていくスイッチバック方式をとっている九州でも、有名なローカル線なのです。





ここからは、スピードもゆっくりと登っていくので、阿蘇のカルデラの外輪からの景色をゆっくりと堪能できる、ローカル線ならではの旅を体感できるポイントといえよう。
それから景色に見とれていると、市の川、内牧と進んで、阿蘇観光の拠点の阿蘇駅に到着です。
駅前からはバスが出ていて、阿蘇山ロープーウエイ乗り場に着く。そしてロープーウエイで阿蘇山火口に着く。
ここは、今なお噴煙をモクモクと上げている活火山で地球の壮大さを、肌で感じれることでしょう。ぜひここでは、途中下車して見てみるのもローカル線の旅のいい思い出つくりになるでしょう。
また阿蘇五岳を望める温泉郷もあるので、のんびり一泊して観光とゆうのも、おすすめかもしれない。
そして、ローカル線の旅を続けると宮地の駅に到着する。社殿造りの駅舎がまず目をひいてしまう。これは、この駅の近くの阿蘇神社にちなむものでこの神社は、歴史と格式のあるところで、阿蘇の地の開拓の神がまつられているそうだ。
ここを過ぎるとまた急勾配とトンネルが続き頂上らしいところに着いた所が波野の駅である。これを過ぎるとこのローカル線は下りへと徐々にに山を降りていくのであります。それから、熊本県から大分県に入ってくるのです。
竹田市を過ぎ、三重町に入りじょじょに平坦な地形に変わっていき畑や田園が多く見られるようにになり民家もふえてくるのがこのあたりだ。そして大分平野に入り大分駅にむかうのです。大分で有名なのは、高崎山で、野生のさるが多く見ることができてここへいくと動物園では見られない、野生のさるの生態がすぐ目の前で観察することができて、動物の好きな方なら一度、高崎山を散歩がてら寄ってみるというのもローカル線の旅としては、ゆっくりしていいんじゃないでしょうか。
最後にローカル線の旅 豊肥線のミニ情報としてSLが家族連れや鉄道ファンを喜ばしてくれる。
時期は3月下旬頃から11月迄の土曜日、日曜日、祝日に運転している。詳しくはJR九州のホームページなどを、確認するといいでしょう。
区間は、熊本と宮地間で8620型(通称ハチロク)が老骨にむちうって、走る姿はすばらしい。特にスイッチバックのところは、圧巻でぜひ写真に納めてほしいポイントだ。